公立大学法人 奈良県立医科大学附属図書館(奈医図=ないと)のブログです。

行ってきました総合展!

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先週6日(木)~7日(金)の二日間、図書館総合展に行ってきました!
例年みなとみらいのパシフィコ横浜で開催される図書館のビッグイベントです。
業界の最新動向を知るため奈良医大から毎年1名参加しており、
私は2011年の来展以来4年ぶり、2度目の参戦でした。
2011年の報告はこちら
前回は会場の広さと資料の多さに手こずったので、
今回は歩きやすい靴&しっかりした布のサブバッグを持参し、いざ出陣。

広ーい会場内。

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まず、1階の企業や関連団体の展示ブースへ。
今年も趣向を凝らした展示がたくさんありました。
特にアクティブラーニングを意識した展示やIC機器の展示が多かったように思います。
この展示を見ているだけで時間があっという間に経ってしまうので、
フォーラムの時間をちゃんと頭に入れて動かないといけません。
私は何度か遅れかけました。

さて、2階はフォーラム会場。
国内外の企業や関連団体がさまざまなフォーラムを開催しています。
私は電子ブック、ICタグ、医書出版社、専門図書館などをテーマとするフォーラムに出ました。
現在、電子ブックは洋書中心ですが、和書もこれからどんどん増えていきそうです。
しかしある事例報告によると、同じ本なら紙の方を買うという意見が多かったそうです。
つまり、その本の用途によって紙の方がいい、電子媒体の方が使いやすいといった
違いがあるということでした。
未来の図書館像を想像しながら、先を見据えた蔵書構築が必要だと思いました。
電子媒体の占める割合は明らかに多くなるだろうけど、紙で保管すべきものも確実にある。
そして電子化・IC化が進んでいく図書館ではもはや資料保管などは中心業務でなく、
図書館員自身が使えるツールとして機能しなければならないことを改めて感じました。

またある講演では、「現状維持は衰退である」という言葉に、
日々の業務で手一杯になっていてはダメだとガツンと言われた気がしました。
同じ業務をするのでも、ただこなすのではなく、何のために、どういう意味でするのかを
意識して、前向きに仕事すべきだと再認識しました。

今回も気づきがたくさんあり、充実した二日間となりました。
いつもは医学系の出張ばかりなので、幅広いジャンルの展示会は新鮮な気分でした。
また何年後かに行きたいです。というか関西でやってほしいなー。

 

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月と観覧車とイルミネーションがきれいでした。

 

by O