少し遅くなりました。
Q13:臨床医学は「492」から始まるが、全般的な診断学は?
A13:「492.1」
Q14:NDCで心臓・脈管系の診断・検査法のうち心電図は「492.???」
A14:「492.123」
Q15:「腹部エコー」はNDCの何に分類?
A15:「492.14」
Q16:対症療法のうち、「輸液療法」のNDCは「492.??」
A16:「492.26」
Q17:救急医学のNDCは?
A17:「492.29」
Q18:放射線医学は画像診断やIVRも含めて「492.4」であるが、「胸部CT」だとNDCは「492.4??」
A18:「492.433」
解説
臨床医学の日本十進分類法(NDC)は492から497まで幅広く取られています。
全般的な診断・治療には「492」が使われます。疾患ごとには「493」以降に割り当てられます。
大人気の「病気がみえる」シリーズは「492」に分類しております。
診断学は「492.1」に分類されます。内科診断学はここに分類されます。
その下位に各診断・検査法が続きます。
・492.11 = 一般検査法・臨床検査法・画像診断法・身体診察など
・492.12 = 心臓・脈管系の診断・検査法
> 492.123 = 心電図
・492.13 = 胸部の診断・検査法
・492.14 = 腹部の診断・検査法 → 腹部エコー
・492.16 = 脳・脊髄・神経の診断・検査法
次に「492.2」は対症療法や処置になります。
・492.21 = 注射法
・492.22 = 穿刺法
・492.26 = 輸血・輸液
・492.29 = 救急処置・救急医学
「492.3」は化学療法・薬物療法
「492.4」は放射線医学ですが、どんどん新しい技術が開発され、IVRもここに分類しております。
・492.43 = 放射線を利用した診断法や読影法。各部位については下位に設定。
> 492.433 = 胸部
> 492.434 = 腹部
> 492.437 = 頭部
実は、看護学のNDCは「492.9」なんですが、看護系の分類を細分化するために、奈良医大では独自の「N分類」を設定しております。